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爽やかな海風と暖かい声援が響く九十九里浜。JOYFITが日本最大規模のトライアスロン大会「九十九里トライアスロン(通称:99T)に協賛し、昨年に引き続き同大会内でカジュアルに走る楽しみを味わっていただくために「JOYFIT 10Kラン」を開催した。ランニングだけでなく、ビーチクリーンやヨガなど多彩なプログラムを通じて、多くの参加者との交流を深めた。本レポートでは、世代を超えて楽しめるスポーツイベントの魅力と、そこから生まれる地域貢献への可能性について紹介する。
1.海辺を走り、地域と繋がる「JOYFIT 10Kラン」
スポーツを通じて「笑顔」や「健康」を提供する。この理念を掲げるJOYFITが、九十九里で10kランイベントを開催した。メインの10kランだけではなく、ビーチヨガによる心身のリフレッシュなど、多様な価値を一度に体験できる場を創出。初心者から上級者、個人からファミリーまで、幅広い想いを持った人が参加したことで、JOYFITが目指すスポーツを通じた「健康」や「楽しさ」を体現する場となった。また、イベントの合間にはビーチクリーンを通じた地域貢献活動も実施。九十九里町の沿道や沿岸には住民の方が応援する姿もあり、地域社会への貢献活動の一環にもなった。
この理念に共感したパートナーとして、スポーツに新たな魅力を吹き込むというビジョンを持つ「BEAMS SPORTS」も参加。ランニングのインフルエンサーも登場して、イベントはさらに多彩な彩りを帯びた。
イベント当日、九十九里には朝から多くの参加者が集まり始めた。潮の香りと期待感が漂う中、ランナーたちは受付をしながら、準備に取り掛かっていた。
2.準備運動とセレモニーで熱気が高まるスタートライン
2-1.受付時点からワクワク感が高まる
前日は雨が降っていたのでどうなるか少し不安だったが、当日は曇り。どんよりとした空模様だが、涼しい海風が吹いて絶好のランニング日和。
受付の周辺では記念撮影をしたり軽くウォームアップをしたりと各々のペースで準備をしている。
家族や仲間と参加している人は談笑しながらリラックスしている人が多い。個人で参加している人はゆっくりと準備しており、様々な参加者がいることが受付段階からうかがえた。
「JOYFIT 10Kラン」の会場の近くではトライアスロンがおこなわれていたが、その中でも印象的だったのが障害のある子どもたちがチャレンジする「パラトライアスロン」。パラアスリートが通過する際、受付会場では大きな拍手に包まれた。
受付終了までの間、司会を務める2人が途切れる間もなく軽快なトークを繰り広げている。パラアスリート選手の情報や受付状況の説明など、待ち時間が飽きないように工夫がされていた。
どうしても空き時間があると会場のテンションが落ちてしまうことがあります。ただ、これから走る選手のことも考えると、常に場を温め続けることが大切。司会の2人自身がとても楽しそうに話しているのが印象的で、ランナーだけではなく運営側も「全力で楽しむ」という気持ちを感じ取ることができたシーンでした。
2-2.真剣さと笑顔が共存する準備運動
アップテンポな音楽のなか、ドローンに手を振ったり記念撮影をしたりと終始テンションが上がる開会式。
ゲストランナーの森川さんと白方さんのあいさつも。トップランナーと肩を並べて走れるということで、ワクワク感が高まる。お二人による元気な挨拶と参加者への鼓舞に会場からも大きな拍手が生まれた。
準備運動はスタート地点で、JOYFITトレーナーの久高さんが行う。真剣な表情を浮かべながら入念にストレッチする人や、笑みをこぼしながらその場を楽しんでいる人など、様々な想いを感じ取れる。約15分ほどかなり入念な準備運動だったが、トレーナーの久高さんが話を盛り上げながら進行していたため、体感としてはあっという間。
準備運動って正直地味な印象がありました。そのような準備運動すらも内容や伝え方で「楽しさ」を演出するのがプロの技だなと思いました。
2-3.それぞれの想いを胸にいざスタート!
スタート前に記念撮影。みんな笑顔でリラックスしているよう。スタート前に沿道で応援している家族や仲間と手を振っていたのが印象的。
和やかなセレモニーも気がつけばあっという間に10:45に。スターターの堂本さんがピストルを鳴らし、ランナー全員が走り始める。
3.海辺に響く声援。家族や仲間と紡ぐゴールの瞬間
3-1.沿道の声が力になりランナーも笑顔で駆け抜ける
少し日が出てきて青空が見えるなかのランニングに。涼しい海風が心地よい。ゲストランナーの森川さんと白方さんと並走するシーンもあり、ちょっとしたプロの雰囲気を味わえる。
開始して20分ほど、先頭を走るランナーの様子。かなりのスピードで駆け抜けていたが、「頑張ってください!」と声をかけると、笑顔で応えてくれた。
レースの中盤では緩やかな坂道。緩やかではあるがコースにアップテンポがあることも「JOYFIT 10Kラン」の魅力。
坂道を登り切ると海が見える。ビッグウェーブと力強い波音から元気をもらえる。心地よい風も吹いており、走りやすそう。
レースも終盤に差し掛かってきたところだが、カメラに向かって手を振ってくれる人も多かった。厳しい表情を浮かべながらも、沿岸沿いを気持ちよく走り、イベントを心から楽しんでいる様子が伝わってきた。
沿道では地域住民の人が応援しているのも印象的でした。一緒になってイベントを盛り上げることで、地域社会への貢献にもなっていきますね。 また、給水スポットでは子供が水を渡すシーンもあり、ランナーの力になっていました。
3-2.アットホームな雰囲気のゴールでは名シーンもたくさん
ついにゴール!早い人だと40分を切るそう。1人1人のランナーがそれぞれの想いをもってゴールテープを切っているのが伝わってきました。
レース中盤はかなり苦しい表情を浮かべている人もいたが、フィニッシュテープを切るときは笑顔にあふれていた。フィニッシュ会場のあるエリアに入ると、先にゴールした参加者や仲間が声をかけて励ましのエールを送っていた。
また、微笑ましいシーンも多数。ゴール直前ではお子さんも合流するシーンも見られた。会場は拍手に包まれていたが、「世代を問わずスポーツを楽しむ」という大会の想いを象徴するようなシーンだった。
ゴール地点では司会の2人がゴールするランナー1人1人の名前を丁寧に読み上げており、リスペクトを感じるシーンでした。「ラスト頑張れ!」「おかえりなさい!」という声援は間違いなく力になっていたと思います。
3-3.達成感と笑顔があふれるゴール後
ゴール後には参加した理由や走った感想をインタビュー。「スポーツのパフォーマンスを上げたい」という本格的な人から、「仲間と一緒にチャレンジしようと思った」など新しい挑戦として参加した人もいた。走った感想としては、「周りの声援が暖かくて力になった」「給水スポットの子供たちが可愛くて癒された」「風が心地よくてとても走りやすかった」などの感想が多く、ランナーだけではなく応援者や九十九里町が一体となったイベントだと感じられるコメントだった。
ゴール後の息が上がっているタイミングでしたが、気さくにインタビューに応じてくれました。体力的に厳しさはありそうでしたが、それ以上に充実感に満ち溢れていました。最高のロケーションで仲間や家族と一緒にゴールする気分は何にも代えがたいものだということがランナーから伝わってきました。
ゴール後は、完走者がブースで記念撮影をして賑わいを見せている。写真を撮ってSNSにアップすると景品がもらえるルーレットに挑戦できる。
タオルなどのスポーツ用品はもちろん、ハンドマッサージャーなど、スポーツの大会らしいラインナップ。
男性部門・女性部門でそれぞれ表彰される。1位はなんと33分でゴール。表彰者の名前が呼ばれると仲間や家族が大きな声で盛り上げてくれる。
4.ビーチクリーンとヨガで九十九里の魅力を全身で味わう
4-1.ビーチクリーンを通じて美しい浜辺を守る
「JOYFIT 10Kラン」終了後は九十九里の浜辺を清掃する「ビーチクリーン」を開催。実施前に参加者で記念撮影。
海辺を綺麗な状態にすることは、SDGsの持続可能な開発目標にも定められているほど重要な取り組み。地域社会への貢献の観点で、JOYFITは昨年に引き続き清掃活動を開催した。
運営側も楽しそうな雰囲気。歩き心地のよい浜辺をゆっくりと移動しながらゴミを拾っていく。ランニング後のクールダウンにもなりそう。
九十九里浜のビーチはとてもキレイで参加者も「あまりゴミ落ちていないね」「もっと拾いたかったのに」と思わず声が出るほど。それでも細かく見るとビニールや紙ごみが落ちているので、1つ1つ拾っていく。
分かりづらいのですが、小さなプラスチックごみはいろんな場所に落ちていました。プラスチックの中でも5ミリ以下の小さいものを「マイクロプラスチック」といいますが、軽くて遠くに飛びやすいため、海洋汚染の要因の一つといわれています。小さな積み重ねですが、こうした活動を通じて綺麗な状態を保ち続けることが重要だと思っています。
なによりも素晴らしい景色を間近で堪能できる。当日は波が大きく、サーファーの姿も多く見かけられた。
砂に埋もれているゴミもあるので、一つ一つ確認しながら清掃していく。埋もれているゴミを拾えると「良かった!」と声が上がり参加者は満足そう。
海岸の景観を美しく保つことで、地域住民や観光客が海辺を見たときの印象も変わると思っております。今回、九十九里浜の美しい景色を見たからこそ、清掃を通じてこうした景観を守っていきたいなと思いました。
4-2.ビーチヨガで心身ともにほぐれる時間に
海を眺めながらヨガで身体をほぐす。参加者の悩みを確認して、肩や股関節を伸ばす動きをメインに挑戦。ランナーだけでなくイベントに訪れた人全員が楽しめる。
波音を聴きながらの瞑想。会場の賑わいから少し離れて身も心も整う時間に。心地よい海風が流れて、思わず寝てしまいそうなほどリラックスできる。
股関節のストレッチではかなり柔軟性が問われる。男性陣は身体が硬くて苦戦する人もちらほらいたが、笑顔を浮かべながら楽しんでいる様子。
続いては肩回りのストレッチ。仕事をしていると肩こりが激しくなるので、運動をしていない人にも嬉しいプログラム。複数のメニューをこなして肩回りをほぐしていく。
ストレッチも一人でやると地味になりやすいが、ヨガトレーナーの先生が元気な声でフォローや進行をしてくれたこともあり、あっという間に終わった感覚。
ヨガストレッチ終了後は、全身がスッキリした印象がありました。運動前後にもおすすめですし、運動しない人でも仕事の集中力が高まりそうでおすすめです。そこまで時間がかからないので、寝る前の10分にやるのもいいなと思いました。
スポーツを思う存分楽しむために、大前提として怪我をしないことが大切。JOYFITとしてもケアの一環として運動前後のストレッチの重要性を発信していきたい。
4.スポーツの「楽しさ」を通じて地域を元気にする
「JOYFIT 10Kラン」を通じて、運動する「楽しさ」を参加者に伝えることができたと思う。ランニングだけでなく、ビーチクリーンやヨガなど多彩なプログラムを通じて、幅広い世代が楽しみながらスポーツに取り組める場を創出。今後も、楽しく運動したい人々が集う「場」として、既存の事業も含めた取り組みを進めていきたい。
イベント終盤、清掃を終えたビーチでは、参加者や地域の人々がゆったりと過ごす姿が見られた。波を眺めてリラックスする人々の表情からは、運動後の心地よい疲労と達成感が伝わってくる。地域住民が集い、憩い、遊ぶ場所をクリーンな状態に保つことの重要性を、運営側でも再確認できた瞬間だった。
この10kランイベントを一つの起点として、JOYFITは今後もスポーツを通じた「楽しさ」の提供と「地域への貢献」を推進していきたい。