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    おなか周りに効果的!クロスクランチの正しいやり方とポイントを解説

    クロスクランチは自宅で簡単にできる筋トレメニューであり、特に腹直筋と腹斜筋を効果的に鍛えることができます。初心者から上級者まで幅広く実践できるメニューとして知られており、引き締まったウエストとくびれを手に入れたい方にもおすすめのメニューです。

    当記事では、クロスクランチの概要と鍛えられる部位、基本的なやり方と効率よく鍛えるためのポイントを詳しく解説します。クロスクランチをこれから始める方も、日々のトレーニングに取り入れている方も、ぜひ参考にしてください。

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    おなか周りに効果的!クロスクランチの正しいやり方とポイントを解説

    1. クロスクランチとは

    クロスクランチは、引き締まったおなかを目指すための基本的な筋トレメニューの1つです。比較的有名な方法のため、おなか痩せを目指す方なら一度は試したことがあるかもしれません。自宅で気軽に挑戦でき、運動が苦手な方にも取り入れやすい種目です。

    クランチは、いわゆる「腹筋運動」として知られる、「上体起こし(シットアップ)」に似ています。ただし、シットアップほど上体を完全に起こさず、背中を丸めるようにして少しだけ持ち上げる動きが特徴です。クロスクランチは、基本的なクランチに体のひねりを加えたもので、腹斜筋も効果的に鍛えられます。

    上級者向けではありますが、初心者レベルの方でも簡単に始められるため、ダイエットやボディメイクを目的とするなら、日々のエクササイズに取り入れてみましょう。

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    2. クロスクランチで鍛えられる部位

    クロスクランチは自分の体重を負荷にして行う自重トレーニングで、主に腹直筋と腹斜筋を鍛えられます。これらの筋肉は体幹部とも呼ばれ、姿勢をよくしたり日常生活における体のバランスを取ったりする際に、重要な役割を果たす筋肉です。

    筋トレは、鍛えている部位を把握・意識しながら刺激するほうが、より効果を得やすいと言われています。

    ここでは、クロスクランチで鍛えられる腹直筋と腹斜筋について解説します。

    2-1. 腹直筋

    腹直筋は肋骨から骨盤までおなかの正面に位置する長い筋肉で、シックスパックを作るためには欠かせない部位です。腹直筋は、体幹の屈曲(体を前に倒す動作)をもっとも効果的にサポートする筋肉であり、そのほかにも体をねじる(回旋)や横に倒す(側屈)動作を助けます。

    また、腹直筋は上半身と下半身をつなぐ重要な役割も担っている筋肉です。腹直筋がしっかりと鍛えられると、日常生活やスポーツにおける動作が安定しやすくなり、パフォーマンスの向上が期待できます。シックスパックを目指す方はもちろん、おなか周りを鍛えたい方にとって鍛えておきたい筋肉の1つです。

    2-2. 腹斜筋

    腹斜筋は脇腹に位置しており、外腹斜筋と内腹斜筋の2つの層から成り立っている筋肉です。外腹斜筋は表層にあり、内腹斜筋はその下にあります。肋骨から骨盤に向かって斜めに伸びており、主に体をねじる動きに関与する部位です。

    天然のコルセットとも言える筋肉で、腹斜筋を強化するとウエストが自然に引き締まってくびれが強調され、メリハリのあるボディラインをつくれます。また、体幹部を横から支える腹斜筋を鍛えれば、日常生活やスポーツにおける動作の安定性も高まるでしょう。クロスクランチは、外腹斜筋と内腹斜筋の双方に効率よく刺激を与えられるとして人気のトレーニングメニューです。

    3. クロスクランチの正しいやり方

    クロスクランチの効果を最大化するには、正しいやり方で体を動かさなければなりません。以下の手順に沿って実践しましょう。

    1 仰向けになり、両膝を立てる
    2 後頭部に両手を添え、顎を引くように上半身を少し持ち上げる
    3 左膝をおなかに引きつけると同時に、右肘を左膝に近づけるように体をひねる
    4 左右交互に繰り返す

    クロスクランチを行う際は、動作をゆっくりと丁寧に行うことが大切です。スピードを上げて行うと効果が薄れやすくなるため、1回ずつの動きを意識しながら行いましょう。また、腹筋をしっかりと使うために、肩甲骨を床から浮かせたまま動作を繰り返すことがポイントです。左右交互に行う際は、各10~15回を1セットとし、3セットを目安に実施しましょう。

    クロスクランチを正しいフォームで行えば、腹直筋と腹斜筋をバランスよく鍛えられ、おなか周りの引き締めが期待できます。初心者の方は背中にクッションやタオルを敷いて負荷を軽減すると、無理なく続けられるでしょう。

    3-1. スタンディング・クロスクランチのやり方

    スタンディング・クロスクランチは、体幹トレーニングとしても効果的なエクササイズです。以下の手順に沿って行いましょう。

    1 直立して右手を斜め上に上げ、左手は腰に置く
    2 左脚をまっすぐの状態で斜め下に持ち上げる
    3 上げた右腕の肘を曲げながら、左膝を引き上げておへその前で肘と膝を軽く接触させる
    4 そのままのポーズで数秒間キープし、ゆっくりと息を吐く
    5 反対側も同様に左右交互に繰り返す

    スタンディング・クロスクランチは、動作をゆっくり丁寧に行うのがポイントです。特に初めはバランスを取るのが難しいため、鏡の前でフォームを確認しながら行うとよいでしょう。頭から足先までの軸を意識し、動作中に体の軸がぶれないように動かします。クロスさせる前に息をしっかり吸い込み、キープ時に息を吐き出しましょう。

    スタンディング・クロスクランチのフォームにはいくつかのバリエーションがあるため、今の体力や筋力に合ったやり方を選んで実践してください。初めは動作がゆっくりのものから始め、体が慣れてきたら素早く回数をこなすパターンに挑戦するのがおすすめです。

    4. クロスクランチで効率よく鍛えるポイント

    クロスクランチの実践に当たっては、常に腹筋を意識することが重要です。肘と膝を引き寄せる動作に気を取られず、常に腹直筋と腹斜筋に集中すると、筋肉をしっかりと伸張・収縮させやすくなり、効果の最大化が期待できます。

    以下では、腹筋への意識に加えて、クロスクランチの効果を高められるポイントを3つ解説します。

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    4-1. 反動を使わず正しいフォームを意識する

    クロスクランチを効率よく行うには、反動を使わずに正しいフォームを意識することが重要です。膝と肘を近づける際に勢いをつけると、腹筋を意識しきれず効果が減少します。クロスクランチは、反動を使わずにできる範囲でゆっくりと行えば、体の硬い方や筋力に自信のない方でも十分に効果が期待できる筋トレ運動です。

    動作中は、息を吐きながら膝と肘を近づけ、吸いながら戻すという正しい呼吸法を心がけましょう。呼吸を意識することで体内に酸素が取り込まれるため、脂肪燃焼へのアプローチも期待できます。筋トレは、回数をこなすよりも正しいフォームで狙った筋肉に「効かせる」ことが大切です。

    4-2. 膝を股関節の上まで持ち上げる

    クロスクランチを行う際は、膝を股関節の真上までしっかりと持ち上げましょう。動作中に膝がだんだんと下がってしまうのは、初心者によくあるミスです。膝が下がると腹筋への負荷が減少し、筋トレ効果が低下します。

    膝を股関節の上でキープしたまま動作を行えば、常に腹筋に負担がかかった状態を保つことが可能です。また、反動を使いにくくなるため、腹筋へしっかりと負荷をかけられます。

    4-3. しっかりと体をひねる

    クロスクランチは、くびれをつくるために重要な腹斜筋を効果的に鍛えるトレーニング方法です。体をひねる動作をしっかりと行うことで腹斜筋への刺激が高まり、引き締まったスタイルを目指せます。特にプロポーションの改善を目指す方におすすめです。

    ただ、クロスクランチはメリットが多いものの、フォームや力の入れ加減を間違えると腰を痛める可能性がある動きです。腰に不安のある方は無理せず、ゆっくりとした動作で行うことを心がけてください。

    まとめ

    クロスクランチは、腹直筋と腹斜筋を効果的に鍛えるためのシンプルで効率的なトレーニング方法です。自宅で手軽に始められ、初心者から上級者まで幅広く取り入れられます。正しいフォームで行うのが重要であり、反動を使わずにゆっくりと丁寧に動作を行うことが効果を最大化するポイントです。

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