筋トレに取り組もうと思っても、思うように続かなかったり、やる気が起きなかったりするという人もいるでしょう。筋トレはある程度継続して行わないと、理想の体や健康を手に入れることはできません。
当記事では、筋トレへのモチベーションが上がらない理由を解説した上で、やる気につながる方法を紹介します。モチベーションが上がらない理由によって対処法もそれぞれ異なるため、自分に合う方法を試して、筋トレを続けられるように工夫しましょう。
まず、筋トレのモチベーションが上がらない原因には、以下のような理由が考えられます。
筋トレのモチベーションを上げるには、筋トレが続かない・続けられない理由を深掘りすることが大切です。やる気が持続しない理由を突き止め、原因を取り除くことで筋トレのモチベーション向上につながります。
人間のやる気は「ドーパミン」という神経伝達物質によりもたらされています。「ドーパミン」は、気分が高揚したときや運動を始めたとき、そして意欲が高まったときなど、身体が何かしらの刺激を受けたときに、脳の側坐核という場所から分泌されます。側坐核を刺激するとドーパミンが分泌され、やる気を生み出すことができるという仕組みです。
ここではやる気を生み出すために必要なポイントを踏まえて、筋トレのモチベーションを上げる方法を解説します。
目的や目標が曖昧だと、筋トレを継続することが難しくなり、モチベーションが下がってしまいます。
特に筋トレ初心者は、筋トレをする明確な目標を定めておくことが大切です。最初に明確な目標設定をしておくと、後は目標達成に向かって突き進んでいくだけになり、日々の行動に移しやすくなります。
目標を設定する際は、「何を・どのように・どれくらいやるのか」といった詳細な内容まで決めておきましょう。細かく目標を設定しておくことにより、都度達成感を味わえるため、サボってしまう可能性を減らせます。
トレーニングウェアや筋トレグッズを新調することも、モチベーション維持に効果的な方法です。自分のお気に入りのブランドや、一目惚れをしたウェアを選ぶと、自然と気持ちも高まり、筋トレの継続にもつながります。
また、身体に合ったウェアを選ぶと、ボディラインの変化を自ら確認することもできます。体型が目に見えて変わっていくとトレーニング効果を実感でき、モチベーションもいっそう向上するでしょう。
トレーニングウェアには以下のような種類があります。
中にはサポーターの役割を果たしてくれるものや速乾性のあるもの、軽量性が重視されたものなど、機能面が充実したトレーニングウェアもあります。トレーニング中に不快感を感じないよう、機能面を重視してトレーニングウェアを選ぶのもおすすめです。
しかし、モチベーションを保つためなら、機能性だけではなくデザイン性も重視したおしゃれなものを選ぶとよいでしょう。自分のお気に入りのウェアやグッズを揃えることで、自然と筋トレに前向きになれます。
筋トレメニュー、トレーニング方法やトレーニングする時間などをあらかじめ決めておくことも、やる気を引き出すための重要なポイントです。特に、定期的に筋トレをすることを目標としている方は、生活のどこか一部に筋トレをルールとして組み込むと、必然的にトレーニングの継続につながります。
あらかじめ筋トレを日々のルーティンに組み込み、日ごと・週ごとなどに筋トレ方法や項目を決めておくと、「今日は何をしよう」と悩む時間も減らせます。また、正しいペース・内容での筋トレをルーティン化すると、短期間で効果的な筋トレを行えるのもルーティン化するメリットです。
視覚を通してやる気を引き出すことも、モチベーションアップには効果的です。たとえば、スキマ時間でYouTube筋トレの動画を見たり、筋トレ用の書籍や記事を読んで参考にしたりすることは、モチベーション向上におすすめです。
今はたくさんの人がYouTubeなどで筋トレのノウハウを紹介しているため、自分のやる気につながるものがあるか探してみましょう。中には、筋トレの方法やお役立ち情報の他に、筋トレ中の人を励ましてくれる動画もあります。応援されながら筋トレをすると、より達成感を味わえたり、気分を高めたりできる効果があります。
筋トレの効果を高めてくれるサプリやプロテインを新しく購入したり、飲んだりすることも、モチベーションアップにつながります。「せっかくだからサプリやプロテインの効果を試してみよう」と、筋トレをするきっかけになってくれます。
プロテインやサプリを選ぶ際には、成分を確認して自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。良質な筋肉を構成するために必要な成分を以下にまとめました。
特に、筋肉を作り出す材料となるタンパク質を摂取することは、筋トレにはかかせません。以下の表は厚生労働省が策定した、日本人の年齢、性別、身体活動レベル別に見たタンパク質の目標量です。
【身体活動レベル別に見たたんぱく質の目標量(g/日)】
性 別 | 男 性 | 女 性 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
活動レベル | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ |
18~29(歳) | 75~115 | 86~133 | 99~153 | 57~88 | 65~100 | 75~115 |
30~49(歳) | 75~115 | 88~135 | 99~153 | 57~88 | 67~103 | 76~118 |
50~64(歳) | 77~110 | 91~130 | 103~148 | 58~83 | 68~98 | 79~113 |
65~74(歳) | 77~103 | 90~120 | 103~138 | 58~78 | 69~93 | 79~105 |
また、プロテインやサプリは、飲むタイミングも非常に重要となります。正しい飲み方や飲むタイミングに注意をして、筋トレの効果をさらに高めていきましょう。
パーソナルトレーニングとは、プロのトレーナーが個別で指導をしてくれるトレーニングのことです。その人の目的や年齢、身体に合ったトレーニングメニューをパーソナルトレーナーが組み立て、最適なペースでトレーニングを行えるよう指導をしてくれます。
また、トレーニングメニューだけではなく、食事方法や運動方法の指導もしてくれるため、知識が身につくと同時に、短期間で理想の身体を目指せるというメリットもあります。
トレーナーから直接指導してもらえるとモチベーションも保ちやすく、筋トレを習慣化させることもできるので、おすすめの方法と言えるでしょう。
筋トレを続けるためには、自身でのモチベーション管理が大切です。「やる気」はドーパミンの分泌によってもたらされるので、明確な目標を定め、目的に向かって継続的に筋トレを行うようにしましょう。また、新しいトレーニングウェアを買ったり、筋トレに関する本や動画を見たりして筋トレへの気分を高めるのも有効です。
筋トレを続けるにはときに根気も必要なため、できる限り通いやすいジムを選び、筋トレを日々のルーティンに組み込んでしまうのがおすすめです。