• 育てて、食べよう!ぬか漬けの魅力

    最近の健康食ブームのなかで、ぬか漬けの魅力が注目されています。ぬか床を持っている女性も増えています。そもそもぬか漬けは、大昔から日本人の健康を守ってくれている発酵食品。今回はぬか漬けの健康への効果や、ぬか床のつくり方のコツをご紹介します。

  • ぬか漬けに含まれるビタミンB1で心も体もリフレッシュ!

    野菜をぬか漬けにする際、ぬか床に含まれる塩の効果で野菜の水分が抜けていき、その後、抜けていった水分の代わりにぬか床の栄養素をぐんぐん吸収します。そのため、ぬか漬けは栄養がたっぷり含まれています。
    では、ぬか床にはどのような栄養があるのでしょうか。まず、ぬか床の主成分である「米ぬか」は、玄米を精米し白米にするときに出てくる米の外皮です。玄米ごはんが体にいいとされているように、米ぬかにも健康にいい栄養素がたっぷり。米ぬかに含まれる栄養の一つが「ビタミンB類」です。なかでもビタミンB1は、皮膚や粘膜を健康な状態に保つのを助ける働きをします。また、糖質を栄養源とする脳神経系の正常な働きにも働きかける効果が。スタミナ不足で疲れやすくなったり、イライラしたりしたときには、ぬか漬けを食べるとリフレッシュできるかもしれません。特にきゅうりをぬか漬けにすると、ビタミンB1が大幅に増加するとも言われています。

  • 酵素のパワーで体のなかからスッキリ。
    さらに乳酸菌の効果で腸内美人に!

    ぬか漬けには、体内の消化・吸収作用を促進させる酵素も多く含まれています。酵素はタンパク質を主成分としているため、加熱により変化しやすいのが特徴。生野菜や発酵食品からしか摂取することができません。ぬか漬けは、酵素がとれる貴重な食品とも言うことができるでしょう。
    ぬか床は、米ぬかに含まれている乳酸菌や酵母を増殖させ、発酵することによってどんどん成長していきます。そのため、熟成されたぬか床には乳酸菌がたっぷり。漬けている間に野菜がこの乳酸菌を吸収していきますので、ぬか漬けにした野菜を食べると、乳酸菌飲料を飲むのと同じような効果が得られるのです。

  • 自分だけのぬか床を育てよう!

    「健康にいいとは言え、ぬか床づくりから始めるのは大変そう」。
    そんなイメージを持つ人も多いはず。しかし、心配はいりません。最近は、通販やスーパーなどで、無添加・無農薬のぬか床が完成した状態で売られています。そこに自分の好みの野菜を入れて毎日混ぜれば、すぐにおいしいぬか漬けを食べられるようになります。
    ぬか漬けには、基本的にどのような野菜を入れることができます。はじめのうちは味のつきやすいきゅうりやかぶ、大根で試してみるといいでしょう。意外においしいのがセロリや水菜、新生姜です。
    ぬか漬けの味に工夫を加えたい場合は、ぬか床に昆布や唐辛子、粉辛子を入れてみるのもおすすめ。また、生姜を入れると防腐効果がある上、ぬか床に生姜の香りが染み渡り、引き締まった味わいのぬか漬けにすることもできます。生姜自体を食べることもできるので、長めに漬けておき、細かく刻んでお茶漬けや混ぜご飯にしてみてもおいしいですよ。
    ぬか床は発酵するため、毎日味が変化していきます。理想は、毎日自分の手でぬか床を混ぜること。もしも出張や旅行などで数日ぬか床を混ぜられなくなる場合には、冷蔵庫に入れておきましょう。ぬか床が傷んでしまうのを防ぐことができます。

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