雑穀のパワーで美肌づくり
高キビの麻婆豆腐
レシピを見るこのコラムでは「カラダの中から美肌づくり」をテーマに、普段の食生活から美肌づくりにおすすめのレシピをご紹介しています。今回はちょっぴり珍しい食材がメイン。皆さんは、「高キビ(たかきび)」という雑穀をご存知ですか?もともとはアフリカが原産で、その歴史は紀元前にまでさかのぼることができ、世界5大穀物(米、小麦、とうもろこし、大豆、高きび)のひとつと言われています。現代ではマクロビオティックでお肉のかわりに使用されることが多いのだとか。高きびは、食物繊維、マグネシウム、鉄分、ビタミンが多く含まれているため、キレイな肌つくりをサポートしてくれます。
そんな高きびを使った麻婆豆腐のレシピをご紹介します。調べていくうちに「カラダに良さそうな食材」であるということがわかってきたのですが、やはり味が気になりますよね!実際に食べてみたところ、プチプチ、サクサク、モチモチ…の間をとったような、弾力がクセになる食感です。お豆腐、おから、きのこなど、お肉の代わりに使う食材はいろいろありますが、高キビは穀物だからかかなり食べ応えあり!動物性脂肪もゼロで、お肉に比べてグッと低カロリーです。
この独特の食感と美味しさは、ただ「お肉の代わり」と思わずに、是非試してもらいたい食材です!炊いた高きびは冷凍で保存もできるので、多めに炊いて小分けした状態で常備しておけば、ハンバーグや餃子などにも活用できそう。ご飯と一緒に炊いて食べてもよいそうです。(ご飯と一緒に炊くときは、白米3合に対して、高きび大さじ1の割合がおすすめです。)こういったマクロビオティックのメニューは、カラダの中をリセットしたい時に取り入れてみるのもいいかもしれませんね!
「玄米ご飯にのせてどんぶりにすれば、さらにボリュームアップ!お豆腐は、厚揚げに代える、よりコクのある味になります。今回は香辛料控えめのレシピになっていますが、辛みが欲しい方は豆板醤を足してみてくださいね!」(料理研究家ほりえさちこ先生)
〜 材料 〜
(2人分)
- 炊いた高きび…120g
- 長ネギ(粗みじん切り)…1/2本
- しょうが(すりおろし)…1片
- 豆腐…1丁(400g)水切りしておく
- 万能ねぎ…適量
- 塩、こしょう…各少々
<A>
- 味噌…大さじ1
- 醤油…大さじ1/2
- みりん…大さじ1
- 水…150ml
〜 作り方 〜
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- 高きびの炊き方
たかきび1カップを水につけて6時間から一晩おく。ざるにあげて水気をきったら厚手の鍋に入れ、水1カップを入れて蓋をして強火にかける。沸騰したら中火で5分、弱火で7分。最後に火を止めて10分蒸らす。
- 高きびの炊き方
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- 1.
- フライパンに<A>、水、ネギ、しょうが、炊いた高きびを入れて火にかける。
-
- 2.
- 角切りした豆腐を加えて軽く煮詰める。
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- 3.
- 皿に盛り、万能ねぎの小口切りをちらす。
レシピ考案・監修 ほりえさちこ
料理家・栄養士・食育アドバイザー。テレビや雑誌を中心に、自身の育児経験を生かした栄養バランスのとれた簡単でおいしい料理を提案している。おベんとう、うちごはん、うちおやつ、ビューティーレシピ等の書籍を出版するなど多方面で活躍中。また、食育の講演も行う等、食に関する活動にも力をいれている。ナチュラルでかわいらしいアイデアあふれるレシピとスタイリングも人気。
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