疲れた体をあたためる
とろとろかきたまピリ辛汁
レシピを見る昼間はまだまだ暑さの残る日も多い昨今。一方、夜は肌寒く、秋の訪れを感じますよね。そもそも季節の変わり目は体調を管理するのが難しく、そのうえ猛暑で弱ったカラダは意外と冷えているので、エアコンの温度調節にも悩んでしまいます。気圧の変化でなんだかカラダが重い……なんて人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は疲れたカラダを癒してくれる「とろとろかきたまピリ辛汁」のレシピをご紹介します!
主な具材はしいたけ、長ネギ、グリンピース。さっぱりしていながら、栄養価が高く、健康維持にも有効な食材です。そして、一番注目してほしいのは豆板醤を入れること! 豆板醤の原料である唐辛子には、カプサイシンという栄養素が含まれています。これを食べると脂肪分解酵素のリパーゼの働きが活性化されるそうです。リパーゼの働きによってエネルギー代謝が盛んになるため、結果的に脂肪の燃焼を助けてくれるんです。また、カプサイシンが持つ辛味には、他にも意外な効果があります。そのひとつが食欲増進。舌や胃を刺激するので、通常の調味料よりも食欲が増す傾向にあります。後を引く夏バテや風邪、疲労で食欲がないときにこそ、力を発揮してくれる食材と言えるでしょう。さらに「とろとろかきたま」は、調理法もとっても簡単。調味料を火にかけ、材料をササッと切ったら、あとは溶き卵をまわして入れるだけ!たった10分程度で完成するので、カラダが弱っているときでも楽に作れます。より時間を短くしたいなら、ご飯をまとめて炊いて、1食分ずつ冷凍ストックしておけば、炊き時間も節約できます。また、もっとボリュームがほしいという人は、お好みでお豆腐や、葉物の野菜を加えるのもいいでしょう。彩りもよく、心身ともに元気の出る優しいメニューです。
「ご飯は炊き時間が長いので、私もいつも冷凍ストックしています。炊飯器に玄米モードがある場合は、玄米をストックしておくのもオススメです。玄米がどうも苦手という方は寝かせ玄米をお試しください。雑穀米も玄米も苦手で、絶対に白米派という人でも、寝かせ玄米なら食べられる!という方も多いです。」(料理研究家ほりえちさこ先生)
〜 材料 〜
(1人分)
- しいたけ…1枚
- 長ネギ…5cm
- グリンピース(冷凍)…20粒
- 卵…1個
- 水溶き片栗粉…小さじ1
- 粗挽き胡椒…適量
- ごはん(または玄米)…お茶碗1杯分
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- 醤油…小さじ1
- 豆板醤…小さじ1/4~1/2お好みの辛さに
- 水…1カップ
- 鶏がらスープの素…小さじ1
〜 作り方 〜
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- 1.
- 鍋に水、醤油、豆板醤、あればオイスターソースを入れて火にかける。
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- 2.
- しいたけの薄切り、長ネギ斜め薄切り、グリンピースは冷凍は解凍せずにそのまま入れ、2~3分煮る。
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- 3.
- 水溶き片栗粉を加えてとろみがついたら、溶き卵をまわしいれてふわっと火をとおす。仕上げに粗挽き胡椒をふる。ごはんは別盛りでも、スープをかけてスープごはんにしても、お好みで盛り付けましょう。
レシピ考案・監修 ほりえさちこ
料理家・栄養士・食育アドバイザー。テレビや雑誌を中心に、自身の育児経験を生かした栄養バランスのとれた簡単でおいしい料理を提案している。おベんとう、うちごはん、うちおやつ、ビューティーレシピ等の書籍を出版するなど多方面で活躍中。また、食育の講演も行う等、食に関する活動にも力をいれている。ナチュラルでかわいらしいアイデアあふれるレシピとスタイリングも人気。
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